相手が自分にないものを持っていることに異常なまでに神経過敏な人たち

 

こんな記事を読んだ。

 

ネットの進化とともに増加する”繊細チンピラ”とは?

 

この記事で、「自分に欠けている何かを持っていることに無自覚な他人の発言を勝手に自慢と受け取って激昂する人」が紹介されている。

 

もちろん、しれっとさり気なく会話の中に自慢話を織り交ぜ、「なんだよ…今の話って結局言いたかったのはそれ(何かの自慢)じゃねーか」と、シラけた気分にさせられるタイプの人間もこの世には確実にいて、結構ウザイ。

 

しかし、どう聞いても相手に自慢話のつもりなど全くなく、話の趣旨はもっと他のところにある場合も多々あり、「違う話に見せかけて、実はさり気ない自慢話」か否かは、普通に会話していれば判別がつくものである。

 

だが、「自分に欠けている何かを持っていることに無自覚な他人の発言を勝手に自慢と受け取って激昂する人」は違う。

 

彼らは、相手の発言の中に相手が自分にないものを持っていることを発見すると、相手の話の主題とは全く関係なく、その「相手が持っている“自分にないもの”」一点のみにやたらと突っかかるのだ。

 

たとえば先日、職場の同僚がこんなエピソードを披露した。

「昨日昼飯食ってたときにさ、その店すげ混んでたのもあって、多分バイトだと思うんだけどホールの兄ちゃんがテンパってて、向いの席のオレの連れのコップに水入れるときに、手元が狂ってテーブルに水こぼしちゃったんだよ。オレ、普段はそういうことがあってもあんまり文句言わないんだけど、その時は一緒にいたのが彼女だったから、彼女の手前、黙ってるわけにもいかず、やんわりと“とにかくすぐに拭くもの持ってきてよ”って兄ちゃんに指示したの。そしたらさ、“あ、ハンカチか何か持ってないすか?”ってオレらに聞いてきたんだよ、ビックリしちゃったよ、オレ」

 

この話を聞いていた僕は、その後彼がそのウェイターの兄ちゃんに対して何と言い返したのか?一緒にいた彼女の反応はどうだったのか?など、この後の続きが気になった。おそらくこれが普通の心情ではないだろうか。

 

しかし、その時僕と一緒にこの話を聞いていたヤツは、「自分に欠けている何かを持っていることに無自覚な他人の発言を勝手に自慢と受け取って激昂する人」だったのだ。

 

そいつは、相手のこの話をここまで聞いてこう言った。

「はいはい、昨日オレは彼女と一緒にランチしましたと。羨ましいですなぁ~」



いやいや、ちょっと待て。今の話に対する開口一番のリアクションがそれ!?

 

確かに、先のエピソードを語った同僚の話の中に“彼女”が登場するのはこれが初めてだった。しかし、3人ともそれほど付き合いが長いわけではなく、しかも職場でのシフトの入れ替え時に引き継ぎ事項を連絡するかたわら、ちょっとお互いのプライベートの近況を軽く話す程度の間柄だ。だから、彼女がいるという事実が初耳だとしても、それほど驚くことではないわけだ。

 

それに加えて、先ほどの話の展開。どう考えても気になるのは「で、その後どーなった?」ではないだろうか?

 

ところが横で一緒に話を聞いていたこいつの一発目の反応が「オレには彼女がいて、昨日もそのコとデートしてたっていう自慢ですか?」だったので、僕は「えっ!?」となってしまったのだ。

 

僕も相当ひねくれているというか、人の話を素直に受け取らない性分の方だが、それにしても、「自分に欠けている何かを持っていることに無自覚な他人の発言を勝手に自慢と受け取って激昂する人」の思考回路ってどんだけひん曲がってるんだ?と、さすがの僕も呆れるばかりである。